不謹慎ラブソング
夕陽が沈む前に、買い物から帰ることが私にとっての目標である。
暗くなってからは外を出歩かない、そんな一人ルールを作って、未だ破ってはいない。
一日の割り振りとしては、八時起床、ご飯と片付けは九時までに済ませて、それからは正午まで小説を書く。
昼食を食べると本屋へと行き、新作を確認するとDVDをいくらか借りて帰って来る。
三時から四時まで小説を書いて、買い物に行く。
五時から六時で食事をとって、それからシャワーを浴びて、洗濯をして、小説を書いて、寝る。
充実している、そう思う。
よく晴れた過ごしやすい時間に空気すら入ってこない狭い空間に詰め込まれて何時間も座り、外に出るのは太陽の昇らない朝早くと太陽の沈む夜遅く、なんていう学校生活に比べたら。最高、だった。