たとえ、これが恋だとしても~あなたとSweet sweets~
「気にしない。それだけ、亜紀が魅力的だってことだから。それよりも、会えないって言ってた理由はこれだよね。じゃあ、会いたくないっていうのは? 僕にすれば、会えないって言われるより会いたくないって言われた方がショックだったんだけどね」
惟の声は柔らかく亜紀の耳に響いていく。だが、彼の言葉に彼女は先日のことを思い出しているのだろう。体がまた固くなっていく。そんな彼女の様子を不思議に思う惟が肩におく手の力を強めるが、それすら振りほどこうとするように彼女は身をよじる。
「亜紀、どうしたの? どうして、逃げようとするの?」
「だって、私、まだ子供だもん。惟には私よりの相応しい人がいるじゃない。あの時、一緒に歩いていた人、綺麗だったもの。私、あんなに綺麗じゃないし、スタイルもよくない。それなのに、一緒にいるのっておかしいし、似合わない。私みたいな子供より……」
亜紀のそんな声が最後まで続けられることはない。なにしろ、惟の唇が重ねられてきたからだ。
突然のことに逃げようとする亜紀だが、しっかりと後頭部を押さえつけられているため逃げることができない。やがてその手がゆっくりと背中から腰へと降りていき、彼女の細い体をしっかりと抱きしめている。
その頃には亜紀も抵抗することを止めているのだろう。その口からはいつの間にか甘い声が漏れ始めている。それと同時に彼女自身も惟の背中に腕を回す。
いつまで続くかわからない長いキスが終わった時、亜紀の足はカクカクと震え、満足に立っていることもできない。完全に息が上がってしまった亜紀は、惟の胸にもたれたままぼんやりとしてしまっている。そんな彼女の姿を満足気にみつめている惟。
惟の声は柔らかく亜紀の耳に響いていく。だが、彼の言葉に彼女は先日のことを思い出しているのだろう。体がまた固くなっていく。そんな彼女の様子を不思議に思う惟が肩におく手の力を強めるが、それすら振りほどこうとするように彼女は身をよじる。
「亜紀、どうしたの? どうして、逃げようとするの?」
「だって、私、まだ子供だもん。惟には私よりの相応しい人がいるじゃない。あの時、一緒に歩いていた人、綺麗だったもの。私、あんなに綺麗じゃないし、スタイルもよくない。それなのに、一緒にいるのっておかしいし、似合わない。私みたいな子供より……」
亜紀のそんな声が最後まで続けられることはない。なにしろ、惟の唇が重ねられてきたからだ。
突然のことに逃げようとする亜紀だが、しっかりと後頭部を押さえつけられているため逃げることができない。やがてその手がゆっくりと背中から腰へと降りていき、彼女の細い体をしっかりと抱きしめている。
その頃には亜紀も抵抗することを止めているのだろう。その口からはいつの間にか甘い声が漏れ始めている。それと同時に彼女自身も惟の背中に腕を回す。
いつまで続くかわからない長いキスが終わった時、亜紀の足はカクカクと震え、満足に立っていることもできない。完全に息が上がってしまった亜紀は、惟の胸にもたれたままぼんやりとしてしまっている。そんな彼女の姿を満足気にみつめている惟。