初恋は空の色で
HRが終わって…
「はぁ〜い、じゃあHRはじめるから、席について〜」
と担任が告げると、みんなが席についていく。
「今日は持久走ね、各自ベストを尽くせるように頑張りましょうね〜♪」
「「は〜い」」
「委員長号令」
「きり〜つ、れい」
「それじゃぁ、今日も一日頑張りましょう♪」
ガラガラ…
「はぁ…。」
盛大な溜息と共に優が机に、突っ伏す。
「優溜息ばっかりしてると、幸せ逃げちゃうよ〜♡」
「あんたはいいね、朝から山本君とラブラブできて〜♡」
「ちょっ!優声が大きいっ!!」
「ほら、次移動教室だよ?
早くしないと授業に遅れちゃう…。」
「だね♪みさみさ、祐実達はほっておいて、行こうか♪」
「あと30分あるんだから、ゆっくりしていこうよ〜」
時間にルーズな優がプンスカしてるので、まだ話そうということになった。
「…でさあ〜隣のクラスに転校生来たでしょぉ〜?」
「確か…きたね!!!」
「あぁ、そう言われてみれば…きてたね♪
どんな子なのかな?
可愛いのかな〜♡」
「ちょっとみんな…勘違いしすぎ。
入ってきたのは男の子だよ?」
「「えー」」
「男子っ!?何何、イケメンだったりしてぇ〜?」
優食いつきすぎ…ww
「それがね、すっごいイケメンくんらしいんだよ♪
まぁ美咲、恋愛なんて興味無いから。」
美咲なんてドライ発言…それに何その情報力…。
美咲の情報力に圧倒されながらも。
祐実を見ると…全く興味無さそうなんですけど…。
まぁ、兎に角転校生はかなりのイケメンくんらしい…まぁ恋愛なんて別に興味無いのだけれどね…。