初恋は空の色で
しばらくして…

ピンポンパンポ〜ン

「トントントンッ…ただいまマイクのテストちゅ〜♪

…はぁ…お買い物中の、みっっっなさぁあぁぁぁぁぁぁんっ…!
今から!!!!!この無自覚で可愛い女の子がファッションショーを開始いたしまぁぁぁぁぁぁぁぁっすううううう!!!!!!!!!!!!
興味がある方はいちごみるくというお店へ!!!!!!!! 」

ピンポンパンポ〜ン

…唖然…

『え、えええええええええええええ!?』

もう涙目になりながら喚く

「あ、そう言えばここのショッピングモール優ちゃんの親戚さんの経営してるお店なんだとか。」

『ひっく…し、知らないよぉ〜』

我が物顔で帰ってきた優…

もう帰りたい…。

「て、ことだから!」

ガシッと、捕まれ…。

『い゛や゛た゛ぁぁぁぁぁぁぁ』

試着室へズルズルと引きずられる…。

「あ、そうそう、祐実!美咲!店員さん!
この子に似合いそうな服じゃんじゃん持ってきて!」

ひぃっ…続々と集まる人…。

その中で見つけてしまった…空輝の姿を

バチっと目が合い驚く空輝。

「か、華恋…?///」

『ひ、空輝!?』

「な、なんでここに…それにこの人ごみ…何??!」

『ゆ、優が…っ』

「「は〜い〜持ってきたよ〜」」

「ありがと〜♪
あ、そーだ!よかった…ら…って…は、は、は、白空くんっ…!?////」

ボッっと赤くなる優…。

ん?これって…。

「ん…?
あ…優だ(ニコッ」

ひらひらと柔らかく手を振ってくる白空くんと言う人…確か…優のペア?

「ど、どうしてここに…?」

「ん〜…なんか、空輝がね?明日のふ「あっ…あははっ!買い物だよっ!優ちゃんっ(アタフタ」

「ん…怪しい…もしかして…空輝くん…明日の…
…実は〜華恋も〜『ひゃぁぁぁぁぁぁぁぁっ…!?な、な、な、何を!?言おうとひひぇっ…い、いた…っ』

いきなりほっぺたを伸ばす優…。

「いい?知られたくなかったら大人しく着なさい!」

『ひょんなひょといわれへも…』

「ふぅ〜ん…あのね!ひか『わ、わかっひゃ!きふきふ!!!』

「…??どうしたの?」

「よろしい…♪『あ、あくみゃっ…て、いひゃいいいいいい』

「無視され「優…この人ごみは一体どうしたの?(ニコッ」

「っ…あ、あのね!今から!!!!!この無自覚可愛い子がファッションショーをするの『ひゃへられるの!!』

「おだまり!」

ひぇっ…。

「それで、放送したんだよ♪」

「へぇ〜だからこんなに人が集まってるんだね〜っ
見ていこうか、空輝(クスクスッ」

「僕さ〜人ごみ嫌いな「祐実ちゃんこの服華恋ちゃんに似合うかな…?」

「似合う似合う!追加〜♪」

「ん?何?月海(キョトン」

「…撤回…なんでもないや。」

ん…?月海くんだっけ…美咲のペアの…。

ん…?んんんん…もしかして…。

「あー!祐実じゃんか!」

「ん?
…//////
や、や、や、まとも…くん!?」

「よっ!」

「あ、うん!やっほ〜////」

祐実幸せそう…ふふっ

「華恋、いろいろと考えてるところ悪いけどはじめるわよ〜♪(微笑」

『ひ、ひぃ…っ』

シャッ…

か、可愛い服だらけ…こんなの着られないよ〜

「着るのよ。」

『うひゃ…』

ーーーー

「…やっぱり似合う…」

シャッ…

「じゃぁぁぁんっ…!」

「「きゃぁぁぁぁぁ!かっわいい!」」

「「何あの子めっちゃ可愛い!」」

『う、うへぇ…。』

服を引き立たすために私が選ばれたのはお粗末だから…わかってるけれど…こんな顔で人前に出たくないし…うぅ…空輝もいるのに…って…あれ?

顔が…赤い…熱でもあるのかな?

「はい!次々!」

と、かれこれ2時間くらい優の着せ替え人形になっていた私…。

「うん、お疲れ様〜♪」

『つ、疲れた…。』

「よ、よろしければお持ち帰りいただきますか?
こんなに人を集めてくださりどうもありがとう。
ほんのお礼ですが差し上げますよ?(ニコッ」

『っ…へ!?悪いですよ!!!!』

「いえいえ!どうぞ(ニコッ」

え…っ…うれしいけれど…いいのかな?

『いいんですかっ…?』

「もちろんですよ!」

「良かったね!!!どれも似合ってたよ!」

『う、うぅ〜ありがとうございますっ…♪
え〜ありがとう?
よし!これで明日の服は準備オッケーっ!』

「デートですか?(クスッ」

『…////
は、はい…』

「まぁ、素敵…楽しんでいってくださいね(ニコッ」

『ありがとうございますっ!』

「では、またの御来店…お待ちしております♪」

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