最後の夏休み Last Summer Days.
「もう部屋に入りなよ。暑いだろ?」



「でもソラが………」



「何か、ソラの母親みたい」



今度は小説家がアタシにそう言って笑った。



「じゃァ、小説家はパパね」



少しすねながらアタシは言う。



「それは似合わないなぁ」



言ったアタシもそう思った。



「………うん。似合わないね」



アタシ達はお互いを見て、笑った。


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