最後の夏休み Last Summer Days.
「アナタは小説家じゃないよね?」



「信じられない? 約束したじゃんか」



「でもアナタはミヤさんのことがわからないじゃない」



「忘れただけだって言ってんだろ。信じろよ」



小説家はそんな話し方しないよ。



だから―――



「アナタは小説家じゃない!」



「何言ってんだよ! オレがオマエの小説家なんだよ!」



「アタシの小説家はアンタみたいに軽くヤろうなんて思わないよ!」


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