最後の夏休み Last Summer Days.
「そォ。名前ぐらいいいよね!?」
言ってほしかったんだよ。
「―――蟹江クリスティナ」
もうアナタには触れられないけど、
「え? ハーフ?」
もうアナタには会えないけど、
「全然。日本人。だからアタシ、この名前が嫌いだった」
ずっとずっと思ってる。
「今は?」
だから、言うよ。
「―――好き、かな」
アナタを、愛してる。
出逢ってから、
今までも、
これからも、
ずっとずっと、愛してる。
ねぇ、小説家―――
アタシはアナタを、愛してる。
だから、ずっとそばで見ててね。
アナタの分まで生きていく、
アタシを。
言ってほしかったんだよ。
「―――蟹江クリスティナ」
もうアナタには触れられないけど、
「え? ハーフ?」
もうアナタには会えないけど、
「全然。日本人。だからアタシ、この名前が嫌いだった」
ずっとずっと思ってる。
「今は?」
だから、言うよ。
「―――好き、かな」
アナタを、愛してる。
出逢ってから、
今までも、
これからも、
ずっとずっと、愛してる。
ねぇ、小説家―――
アタシはアナタを、愛してる。
だから、ずっとそばで見ててね。
アナタの分まで生きていく、
アタシを。