最後の夏休み Last Summer Days.
アタシはその前で服も下着も脱いで彼に投げ付ける。



そしてやっと乾いたアタシの下着と制服に着替えた。


「ミヤってコはアタシよりもカワイかった?」



それが元カノで、まだ好きなんだ、と思うと何だかムカついた。



「どう……だったかな」



小説家は顔にかかっていたTシャツを取って立ち上がる。



「どうって何だよ」



アタシが言っても彼は答えないでトイレに入った。



アタシは何がしたいんだろう。



「小説家!」



叫んでアタシはカバンをつかむ。



「アタシ帰るから!」


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