最後の夏休み Last Summer Days.
「どうしようかなぁ」



どちらにしても、アタシは確かにあの『場所』に存在していた。



「アタシがお願いって言ってんじゃん! ここにいさせてよ! またあのワンピース着てあげるから!」



小説家と一緒にいた。



「ダメ。コスプレマニアじゃないし」



この小説家の部屋で。



「そんなァ」



それは、変わらない。



「―――仕方ないなぁ」


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