最後の夏休み Last Summer Days.
アタシが頭をふきながらバスルームから出てくると、
小説家が先に上がった猫とタオルで遊んでいた。
「あ、ズルい。アタシもカトリーヌと遊びたい!」
ついているのかわからないクーラーの中で、
自分で持ってきたキャミとショーパンでも暑くて、アタシはリモコンで温度を下げた。
「カトリーヌ?」
いつもそれに文句を言う小説家は台風だからか何も言わなかった。
「そォ。この子の名前。カワイイでしょ?」
「飼う気? これだけヒトに慣れてるのはどっかの飼い猫だからだよ?」
小説家が先に上がった猫とタオルで遊んでいた。
「あ、ズルい。アタシもカトリーヌと遊びたい!」
ついているのかわからないクーラーの中で、
自分で持ってきたキャミとショーパンでも暑くて、アタシはリモコンで温度を下げた。
「カトリーヌ?」
いつもそれに文句を言う小説家は台風だからか何も言わなかった。
「そォ。この子の名前。カワイイでしょ?」
「飼う気? これだけヒトに慣れてるのはどっかの飼い猫だからだよ?」