最後の夏休み Last Summer Days.
「でも、ミヤが出てってからずっと落ち込んでたアイツが、



カニクリに会ってからまた笑うようになったんだ。



だから、アイツは帰ってくるよ。



だって、約束なんでしょ?」



「そう…だといいんですけど」



小説家の心の中には、今もミヤさんがいるんだろうか。



埋まらない傷をいつまでもえぐり続けているんだろうか。

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