社会のゴミ屑が異世界へ旅立ったようです

黙ったまま、魂の抹消を待つ

「君に感情はないのかい?死んだと思ったらいきなり白い部屋にいて、急に声が聞こえたと思ったら君は自殺したから抹消させるなんて言われているのに、驚いた様子も見せず淡々としている。まったく、訳がわからない」

この人からた見た俺は、理解不能らしい

「……早く消えたいだけです」

淡々としている理由だけ答えた

「だが、死の直前は後悔しただろう?」

確かに後悔していた
しかし、もう死んでいるのだからどうしようもない

質問には答えなかった
返事のない俺に怒っているのか、この人は「もういい」と言って手をかざす

「望み通り消えるがいい」

光が俺を包み、あたりが真っ白になった
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