天才!Doctorは彼氏!
《梨々華SIDE》

心電図の次は、私が一番、嫌いな、採血。

昔から、採血だけは、嫌い。

まあ、みんなには、内緒だけど。


ガチャ

悠くんが入ってきた。

私は、ベッドに寝たまま。

勇大「梨々華ちゃん。少しチクッとするよ。」

チクッ。

はあ。血が抜かれてる感覚があるから、余計に嫌になってくる。

悠斗「梨々。大丈夫だからな。」

悠くんは、私の頭を撫でてくれる。

勇大「梨々華ちゃん。三本抜くから、なんか、あったら、すぐ言ってね。」


勇大先生は手際良く、三本、血液をとった。


血をぬかれたせいか、目眩がする。

< 30 / 74 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop