天才!Doctorは彼氏!
《梨々華SIDE》

悠くん。

私ね、強がってるけど、本当は怖くて仕方ないんだよ。

でもね、もう、他の人に迷惑はかけたくないの。

お父さんやお母さんとちゃんとした家族に戻りたかったのに、そんな夢も儚く消えて行くんだろうね。

悠斗「梨々。泣いていいんだよ。無理に強がってる必要なんてないんだよ。」

悠くんが優しく抱きしめてくれたから、私は、思いっきり泣いた。





しばらくして

コンコン

ガラガラ

龍太「梨々華。具合どうだ?」

梨々華「別に大丈夫。」

お父さんも知ってんでしょ。私があと五年生きられるかわからないこと。






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