毒舌、綺麗にかわされました。
「じゃあ、私はこれで。」

素っ気なく言い、私は屋上から出た。
もうすぐホームルームの時間だ。

私は急ぎ足で教室に向かった。







席に着き、昼休みにでも大路のクラスに
行こうかな、なんて考えて。

ふと、気がついた。

あれ、私…。
大路のクラス知らない。

いや、クラスどころか学年も知らない。

あんなに喋ったりしてたのに。

私、大路のこと何も知らない…。
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