毒舌、綺麗にかわされました。
いや、待てよ。やだよ私。

という気持ちを込めて、私はその男子を
睨む。

本当は、

何言ってるの、気持ち悪いんだけど。
馬鹿?それとも阿呆?

…という気持ちを込めている。

するとひっ、と小さく悲鳴をあげた。

弱。

「じゃ、じゃあ間をとってコスプレ喫茶
とかどうですか?」

不穏な空気を感じとったのか、委員長が
そう言う。

さっきより教室は盛り上がる。

…まぁいいか。
裏方になればいいんだし。
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