毒舌、綺麗にかわされました。
先生の顔が赤く染まっていく。
今にも殴りかかってきそうな勢いだ。

「では、失礼します。」

私は軽く会釈をし、教室から出た。
あんまりしつこく反抗して、逆ギレとか
されたら面倒くさいし。

「くそっ!」

後ろでそう呟いているのが聞こえ、私は
振り向く。

「な、なんだよ?」

ちょっとたじたじしながら聞く先生。

「いえ、別に。」

私は最後ににこり、と笑い。

教室をあとにした。
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