毒舌、綺麗にかわされました。
「美姫は、友達なんていらない、なんて
思ってるかもしれないけど、違うよ。」

…。

「何かから逃げてるだけじゃないの?」

何、わかったようなこと言ってるの。
イライラが募っていく。

でもきっと。


それは図星だったの。

だから、こんなに苛立つの。



「逃げてるって何?変な妄想やめて。」

精一杯強がって。

「不快。消えてくれない?」

わざと毒をはいて。

「もう、話しかけてこないで。」

人から遠ざかって。
< 47 / 200 >

この作品をシェア

pagetop