机に書いた告白
それは小学生の時の事。
私のやった事を唐沢君は知っていて、
私の好きだった子は唐沢君で。
お互い目で追いかけるだけだった小学校時代。
唐沢君は高校で出会った私をその子だと気づいた。
だけど、私は唐沢君をあの子だと気づかず今まで隣の席に居た。
「何か、俺だけ覚えてて、振り回されて、
悔しかったから……
だから仕返しした。
俺の書いた文字でいっぱいいっぱい振り回されれば良いと思った。
以外にも浅岡さんは振り回されて取り乱してくれたから、
俺は心がゾクゾクして楽しかったけどね」
最後にニヤッと笑った唐沢君に、背筋がぞくっとした。