オフィスの甘い獣(ケダモノ)
俺と佑月は観葉植物の影に隠れた。




「…昔からの友人と話をしていて…君のコトを知っているらしくて…ついテレ臭くなって…逆の言葉を吐いてしまった」



彼女は黙って俺の話を訊いてくれた。




俺は騙しただけではなく…


今度は嘘をついて罪を重ねた。




浮気がバレても言い訳なんてしなかった…

去る者追わず来る者拒まずが俺のモットーで…



「俺は佑月がスキなんだ…」




俺は一度抱いた女には飽きる男だ・・・


二度は求めない。



でも…佑月は違う…


このまま…もう一度…昨日の夜のように君を腕の中に抱き締めたい。


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