オフィスの甘い獣(ケダモノ)
「お前を食う獣(ケダモノ)だ」



私の耳許でそう囁く。

彼の存在が大きくなっていく。





私は彼に…そのまま…流され続ける。


激しい痛みを感じていた部分から次第に広がる甘美な感覚。




私は彼とそのまま夜の深みに落ちていった。




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