オフィスの甘い獣(ケダモノ)
「しかし…お前と秘書の結婚に周囲がどう言う反応を示すどうかが心配だ…」



同僚の秘書たちの目もあるだろう…


「…わしがお前の秘書に細谷君を選んだのは…お前の伴侶に細谷君を据えたいキモチも最初からあった…こんなに早く…恋仲になるとは…」



「・・・」


最初から神宮寺社長は臣と佑月を…



俺には二人の間に割り込む隙など無かったんだ…




なのに…俺は…臣の振りを続けて…佑月に本気になってしまった。



このまま…俺が身を引けば…コトは丸く収まる。




臣も佑月に惚れてるし…



臣が戻ればーーー・・・



「…もう少し時間を下さい…社長…」



「二人の間に無断で頭を突っ込んで悪かった…」



「いえ…」






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