オフィスの甘い獣(ケダモノ)

臣side~

元の鞘に収まったが、考えるのは京都に残してきた都さんのコト。


佑月にはどんな態度で接すればいいのか悩んでいた。



佑月の切なそうな顔を見ると…


俺まで苦しくなるけど…どんな言葉を掛ければいいのか判らない。



「和!?」



「…すまないな…仕事中に呼び出して…」



「社長…これはどう言うコトですか!?」



「…和君にも手伝って貰おうと…相談したんだ…お前に黙っていて悪かったな…臣」




「・・・」



俺は応接ソファーに座る義父さんの隣に腰を下ろした。
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