オフィスの甘い獣(ケダモノ)
【16】 偽副社長現る
佑月side~
「…俺自身…副社長の重圧に耐えれない所があって…和に少しの間だけ…俺の振りをして貰った…後は…和本人に訊けばいい」
「おいっ!?臣お前…!?」
臣さんは私たちを残して副社長室に戻った。
「…そのブリーフケースは私の知る副社長のモノです…」
「…素直に認めるよ…俺は臣の振りをしてこの会社に副社長として出社していた…君にも臣の振りをして手を出した…」
「・・・」
「俺は君に嘘を付いた悪い男だ…」
「…私に囁いた言葉も嘘だったんですか?伊澤和さん」
「それは…」
目の前のエレベーターが停まり、扉が開いた。
「おいっ!?臣お前…!?」
臣さんは私たちを残して副社長室に戻った。
「…そのブリーフケースは私の知る副社長のモノです…」
「…素直に認めるよ…俺は臣の振りをしてこの会社に副社長として出社していた…君にも臣の振りをして手を出した…」
「・・・」
「俺は君に嘘を付いた悪い男だ…」
「…私に囁いた言葉も嘘だったんですか?伊澤和さん」
「それは…」
目の前のエレベーターが停まり、扉が開いた。