オフィスの甘い獣(ケダモノ)
「・・・全く…和のヤツ…俺を使いやがって…」



「すいません…臣さん」




私は臣さんのエスコートで待ち合わせ場所となったダーツのあるBARに入った。



「佑月に臣」




和さんが若い女性を連れていた。



「都さん…」



「ホンマや…二人ともそっくりや」



隣の女性は臣さんと和さんの顔を見比べて…違いを探す。


でも、瓜二つの彼らの違いを見つけるコトは出来なかった。




私も同じだったーーー・・・



違いと言えば…和さんの唇の下には小さな黒子がある位。


二人は本当にそっくり。


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