オフィスの甘い獣(ケダモノ)
「…えーと…細谷さんは臣さんの秘書をしているんですよね」



大阪弁の都さんは必死に標準語で話そうとしていた。



「別に皆と同じで…大阪弁でいいわよ」



「細谷さんの相手が和さんから臣さんに代わる可能性はあるん?」



「え、あ…一緒に仕事はしているけど…私の相手は和さんしか考えられない…」




最初は臣さんに惹かれたけど…

今…私が想う人は和さん…ただ一人。


例え、二人が瓜二つでも…それは変わらない。


私は和さんだけを想っているーーー・・・


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