オフィスの甘い獣(ケダモノ)
私はお母さんに代わり、千寿子と一緒にキッチンに立った。



今夜の晩御飯は嫁の千寿子の作るロールキャベツ。



「佑月…本当に見合いするの?」



「そんなワケないじゃない…私には和さんしか居ない…」




「…二人とも…仕事は出来るしイケメンだし…問題は女関係だけね…」




「どうすれば…家族に交際を認められると思う?」




「そんなコト…判らないわ…和さんに相談して…家に来て貰えば?」




和さん自身を見て貰うしか手立ては無さそうね…


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