オフィスの甘い獣(ケダモノ)
「二人とも…順調?」
お母さんが心配なのか…キッチンに入って来た。
「大丈夫ですよ…お義母さん」
千寿子は秘書の仕事で培った愛嬌の良さを見せて、お母さんに応える。
「でも…細谷家の味に合うかどうか…判らないので…味見はお願いしていいですか?」
「いいわよ…千寿ちゃん…本当に佑月に比べて素直で愛想がいいわね~」
実の娘よりも嫁を取るのか!?ウチの母親はーーー・・・
でも、世間一般としては、嫁姑は仲が悪いと訊くけど…
ウチは皆無ね。
ウチは仲がいい…
二人は理想の嫁姑関係を築いていた。
お母さんが心配なのか…キッチンに入って来た。
「大丈夫ですよ…お義母さん」
千寿子は秘書の仕事で培った愛嬌の良さを見せて、お母さんに応える。
「でも…細谷家の味に合うかどうか…判らないので…味見はお願いしていいですか?」
「いいわよ…千寿ちゃん…本当に佑月に比べて素直で愛想がいいわね~」
実の娘よりも嫁を取るのか!?ウチの母親はーーー・・・
でも、世間一般としては、嫁姑は仲が悪いと訊くけど…
ウチは皆無ね。
ウチは仲がいい…
二人は理想の嫁姑関係を築いていた。