オフィスの甘い獣(ケダモノ)
【18】新たな主
佑月side~
「…失礼します…」
私は社長室に入った。
「…朝から済まない…細谷君」
「社長…私にどのようなご用件ですか?」
私は社長のデスク脇で仕事をする千寿子と目を合わせる。
でも、千寿子はムスッとした表情でプイッと顔を逸らした。
(えっ!?何なの!?私…何か…千寿子に悪いコトした??)
「細谷君?」
「あ…すいません…」
「君と臣の交際の件…やはり…周囲に知られるのはマズい…頼君と相談して…頼君の秘書の高井田君を臣の秘書に異動させるコトが決定した。君には頼君の秘書を…」
私が親会社の神宮寺頼社長の秘書!!?
子会社の秘書が親会社の社長秘書に異動なんて訊いてコトないわよ!!
私は社長室に入った。
「…朝から済まない…細谷君」
「社長…私にどのようなご用件ですか?」
私は社長のデスク脇で仕事をする千寿子と目を合わせる。
でも、千寿子はムスッとした表情でプイッと顔を逸らした。
(えっ!?何なの!?私…何か…千寿子に悪いコトした??)
「細谷君?」
「あ…すいません…」
「君と臣の交際の件…やはり…周囲に知られるのはマズい…頼君と相談して…頼君の秘書の高井田君を臣の秘書に異動させるコトが決定した。君には頼君の秘書を…」
私が親会社の神宮寺頼社長の秘書!!?
子会社の秘書が親会社の社長秘書に異動なんて訊いてコトないわよ!!