オフィスの甘い獣(ケダモノ)
【20】 獣の誠意
佑月side~
私は高井田さんから仕事を引き継ぐ為に親会社の『クリスタルコーポレーション』本社に足を運んだ。
「神宮寺社長…『オリオン』から来ました…細谷佑月です…精一杯頑張りますので…宜しくお願いします…」
元華族の由緒ある家筋の神宮寺家。
その神宮寺家当主は和さんたちと同じ31歳の神宮寺頼社長。
誰もが羨む財力と超絶な美貌と長身の美青年。
でも…頼社長は既婚者で双子の子持ち。
「…今まで…俺自身…男性の秘書としか仕事をしたコトがないから…緊張している…」
「そんなぁ…」
私の方がますます…緊張して来た。
「…暫くは俺が居るし…大丈夫だよ…細谷さんの身の安全は保障するよ」
「…高井田!?俺が細谷さんに手を出すような言い方はよせよ」
「…そんな風に訊こえました?」
「訊こえた…」
「…とりあえず…まずは…給湯室に」
「はい」
「神宮寺社長…『オリオン』から来ました…細谷佑月です…精一杯頑張りますので…宜しくお願いします…」
元華族の由緒ある家筋の神宮寺家。
その神宮寺家当主は和さんたちと同じ31歳の神宮寺頼社長。
誰もが羨む財力と超絶な美貌と長身の美青年。
でも…頼社長は既婚者で双子の子持ち。
「…今まで…俺自身…男性の秘書としか仕事をしたコトがないから…緊張している…」
「そんなぁ…」
私の方がますます…緊張して来た。
「…暫くは俺が居るし…大丈夫だよ…細谷さんの身の安全は保障するよ」
「…高井田!?俺が細谷さんに手を出すような言い方はよせよ」
「…そんな風に訊こえました?」
「訊こえた…」
「…とりあえず…まずは…給湯室に」
「はい」