オフィスの甘い獣(ケダモノ)
案内された席は奥のテーブルの席。



「あれ?」


隣の個室から頼社長が出て来た。



「あ…こんばんは…神宮寺頼社長」



「こんばんは…あ…本当に臣にそっくりだ…」



頼社長はマジマジと和さんを見つめる。



「…初めまして…伊澤和と言います…」



「俺は神宮寺頼…よろしく…」



頼社長は和さんと友好的な挨拶を交わした。



「伊澤か…久しぶりだな…」



個室からもう一人出て来た。


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