オフィスの甘い獣(ケダモノ)
私たちが入ったラブホの部屋はモダンな雰囲気。



「普通のホテルのスイートと劣らないのね…」



「…佑月は初めてか…」


「和さんは?」



「俺は…いや…」


言葉を濁す所を見ると私の知らない女性と入ったのね…



「他の人と入ったりしたら許さないから…」



「入るつもりはないよ…佑月の唇に誓う」



和さんは私の唇にキスを落とす。

何度もキスを繰り返していく。

息遣い苦しいと思った頃にようやく和さんの数えきれないキスから解放された。



「…はぁ…」



「苦しかったの?」



和さんは私を優しく目を細めて微笑を浮かべる。



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