オフィスの甘い獣(ケダモノ)

和side~

俺が考える以上にお義父さんは俺と佑月の結婚を反対した。


「ただいま…」



「はははっ」



臣はリビングのソファーに転がりながらお笑い番組を観て大声で笑っていた。


渉が臣の悪行を暴露しなかったら、俺と佑月の結婚だって許して貰えたと思う。



臣の大笑いが俺の癪に障る。



俺はテーブルに置いていたリモコンでテレビを消す。



「おいおい!?和…何すんだよ!?俺が観てるテレビ…何で消すんだよ!」



「臣お前のせいだ!!」



俺はテーブルにリモコンを置いて、臣を睨み据える。




「お前…渉に何かしたのか??」



「反対されたのか?」



「お前の女癖の悪さで反対された…」



「お前も悪いだろうが…」



「俺は心を入れ替えて…佑月と結婚しようと考えているんだ…」





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