オフィスの甘い獣(ケダモノ)
「和さんはどう思ってるかは判りませんが…俺…細谷さんに真剣だったんですよ」
「…立脇…」
「仕事の話なら率先して訊きますが…細谷さんのコトは訊く耳持ちません…」
「ゴメン…立脇…」
相談する相手を間違えた。
俺は自分のデリカシーの無さに自嘲する。
「本当にゴメン…立脇…」
「…ひと目惚れって…あるんですね…俺…ひと目惚れした女は細谷さんの初めてで…」
「・・・立脇…」
「…少し位なら協力してもいいですよ」
「でも…お前は…」
「…このままだと細谷さんが可哀相だし…」
俺よりも佑月を気に掛けているのか…
「…立脇…」
「仕事の話なら率先して訊きますが…細谷さんのコトは訊く耳持ちません…」
「ゴメン…立脇…」
相談する相手を間違えた。
俺は自分のデリカシーの無さに自嘲する。
「本当にゴメン…立脇…」
「…ひと目惚れって…あるんですね…俺…ひと目惚れした女は細谷さんの初めてで…」
「・・・立脇…」
「…少し位なら協力してもいいですよ」
「でも…お前は…」
「…このままだと細谷さんが可哀相だし…」
俺よりも佑月を気に掛けているのか…