オフィスの甘い獣(ケダモノ)
【25】 クリスマスプレゼント
佑月side~
千寿子は救急病院に緊急搬送された。
お腹の中の赤ちゃんは大事には至らず、千寿子は処置室のベットに横たわる。
静かな寝息を立て眠っていた。
お義兄ちゃんは千寿子の穏やかな寝顔を沈痛な表情で見つめていた。
「赤ちゃんは大丈夫だし…心配ないよ」
「そーだな…千寿子が目を覚ましたら…誤解を解くよ」
「お義兄ちゃん…」
「俺…臣のように…恋愛に関しては鋭くない、逆に鈍いんだ…お前に対するキモチに気づくのも遅いな…でも、早く気づいたからって…お前と恋愛関係になっていたかは…判らない…」
「・・・」
スキだった…
お義兄ちゃんが私に告げたキモチは過去形。
今は千寿子を愛しているんだ…
「…私もお義兄ちゃんがスキだった」
お義兄ちゃんには言うまいと思った想いを告げる。
お腹の中の赤ちゃんは大事には至らず、千寿子は処置室のベットに横たわる。
静かな寝息を立て眠っていた。
お義兄ちゃんは千寿子の穏やかな寝顔を沈痛な表情で見つめていた。
「赤ちゃんは大丈夫だし…心配ないよ」
「そーだな…千寿子が目を覚ましたら…誤解を解くよ」
「お義兄ちゃん…」
「俺…臣のように…恋愛に関しては鋭くない、逆に鈍いんだ…お前に対するキモチに気づくのも遅いな…でも、早く気づいたからって…お前と恋愛関係になっていたかは…判らない…」
「・・・」
スキだった…
お義兄ちゃんが私に告げたキモチは過去形。
今は千寿子を愛しているんだ…
「…私もお義兄ちゃんがスキだった」
お義兄ちゃんには言うまいと思った想いを告げる。