オフィスの甘い獣(ケダモノ)
早速、頼社長は濱部社長に電話した。
濱部社長も亡きお父さんから名刺入れをプレゼントに貰ったらしい。
イタリア製のブランドで、帝都デパート本店にも最近、店舗が出来たとか。
「よかったぁー」
「…良かったね…クリスマスプレゼントはそのブランドの革製品?」
「え、あ…はい…頂いた財布が古くなったようで…同じ財布をプレゼントしようかと」
「ふうん…」
「お仕事中に私事でありがとうございます…」
「俺と君の仲だから…今夜にでも…その店行こうか?」
「え、あ…」
「俺もまだ…君に自分の秘書となったお祝いをしていない…」
「お祝いなんて…滅相もない…」
私は遠慮したけど…頼社長に『俺の気が収まらない』と強引に押されてしまった。
濱部社長も亡きお父さんから名刺入れをプレゼントに貰ったらしい。
イタリア製のブランドで、帝都デパート本店にも最近、店舗が出来たとか。
「よかったぁー」
「…良かったね…クリスマスプレゼントはそのブランドの革製品?」
「え、あ…はい…頂いた財布が古くなったようで…同じ財布をプレゼントしようかと」
「ふうん…」
「お仕事中に私事でありがとうございます…」
「俺と君の仲だから…今夜にでも…その店行こうか?」
「え、あ…」
「俺もまだ…君に自分の秘書となったお祝いをしていない…」
「お祝いなんて…滅相もない…」
私は遠慮したけど…頼社長に『俺の気が収まらない』と強引に押されてしまった。