オフィスの甘い獣(ケダモノ)
「…結婚の日取りは決まってるの?」
「え、あ…いえ…」
私の希望は来年の2月14日までに挙式。
26歳の誕生日を和さんと一緒に迎えたい。
「…日取りはまだか…決まったら早めに教えてね…」
「はい」
まずはスパークリングワインで乾杯する。
カチンと重なるグラスの音が静かな室内に響く。
運ばれるコース料理はクリスマスの特別メニュー。
「…この店にクリスマスの夜…妻をディナーに連れて来る予定なんだ…」
「今夜は下見ですか?」
「まぁそう言う所だ…細谷さんには悪いと思ってる…」
「いえ…社長は本当に奥様のコトを…」
「最初の出会いは最悪だったんだ…」
頼社長は私に奥様との経緯を話してくれた。
「え、あ…いえ…」
私の希望は来年の2月14日までに挙式。
26歳の誕生日を和さんと一緒に迎えたい。
「…日取りはまだか…決まったら早めに教えてね…」
「はい」
まずはスパークリングワインで乾杯する。
カチンと重なるグラスの音が静かな室内に響く。
運ばれるコース料理はクリスマスの特別メニュー。
「…この店にクリスマスの夜…妻をディナーに連れて来る予定なんだ…」
「今夜は下見ですか?」
「まぁそう言う所だ…細谷さんには悪いと思ってる…」
「いえ…社長は本当に奥様のコトを…」
「最初の出会いは最悪だったんだ…」
頼社長は私に奥様との経緯を話してくれた。