オフィスの甘い獣(ケダモノ)
* * *
私達が田園調布の神宮寺家本家を訪問したのはクリスマス前の3連休の初日の土曜日。
臣さんと一緒にクリスマスを過ごそうと上京した都さんと臣さんも同行した。
「神宮寺永遠(ジングウジトワ)です」
「神宮寺愛(ジングウジアイ)です」
3歳なのに二人ともしっかりと私たちに挨拶してくれた。
「二人合わせて永遠の愛??ロマンチックな名前…」
都さんは頼社長の二人の子供の名前に突っ込みを入れる。
「…将来…意味を知れば…多分…恨むと思うぜ」
「臣…」
和さんは臣さんよりも先に眉間に縦皺を作る頼社長の顔に気づいた。
「…あ…」
「臣お前はウチに入れない…」
「ここまで来て…帰れと言うのか?」
「…まぁ~主がそう言ってんやし…臣さん帰り…」
「都お前…!?」
「まぁまぁ…寒いし早く中にどーぞ」
深幸さんが私たちを中に案内してくれた。
私達が田園調布の神宮寺家本家を訪問したのはクリスマス前の3連休の初日の土曜日。
臣さんと一緒にクリスマスを過ごそうと上京した都さんと臣さんも同行した。
「神宮寺永遠(ジングウジトワ)です」
「神宮寺愛(ジングウジアイ)です」
3歳なのに二人ともしっかりと私たちに挨拶してくれた。
「二人合わせて永遠の愛??ロマンチックな名前…」
都さんは頼社長の二人の子供の名前に突っ込みを入れる。
「…将来…意味を知れば…多分…恨むと思うぜ」
「臣…」
和さんは臣さんよりも先に眉間に縦皺を作る頼社長の顔に気づいた。
「…あ…」
「臣お前はウチに入れない…」
「ここまで来て…帰れと言うのか?」
「…まぁ~主がそう言ってんやし…臣さん帰り…」
「都お前…!?」
「まぁまぁ…寒いし早く中にどーぞ」
深幸さんが私たちを中に案内してくれた。