オフィスの甘い獣(ケダモノ)
エントランスホールには高さ2Mはあるクリスマスツリー。



チカチカと色んな光の電飾が輝く。



「おおきいでしょ?」


永遠君は瞳を輝かせて私たちに自慢する。



「…大きいね…」



「…本物のモミの木も庭に生えているんだけど…今年は人口のクリスマスツリーだ…」



「へぇ~さすがは神宮寺社長…俺たちとはスケールが違う…」


和さんが頼社長を褒め称えた。




「褒められてもお前らにはプレゼントないぞ」



「…こうして自宅に訪問させて貰っただけでも十分…嬉しいですよ」



「臣よりも伊澤さんが方が人付き合いは上手いなぁ~」



「それどう言う意味?頼社長」




「別に…臣お前は失言が多いんだよ…」



頼社長は臣さんの頬を抓った。


「い、いひゃいです…」






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