オフィスの甘い獣(ケダモノ)
部屋では臣と都さんが過ごす。



二人は今頃…時間に制限なく、甘い時間を過ごしているんだろうなぁ~


時間に制限がある佑月…君はまるで『シンデレラ』だ・・・




二人で手を繋ぎ、街のイルミネーションを眺める。




「ゴメンなさい…」



俺は佑月を駅の改札口まで送る。



「…お義父さんとの約束だ…」



佑月は朝まで一緒に過ごせないコトを謝った。



「いいんだよ…佑月とは血の繋がりがないのに大切に育ててくれた細谷さんに対しての誠意だ」




「和さん…」




俺は佑月を抱き締める。



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