オフィスの甘い獣(ケダモノ)
臣side~
副社長としての就任の日を迎えた。
初日はさすがに和も遠慮して…俺が『オリオン』に出勤する。
幹部フロアとなると階下のオフィスのむき出しの床とは違う、すべてオフィス用のクリーム色の絨毯が敷き詰められていた。
全てが独立した個室なら…良かったのに…
俺の目の前に広がるのはワンフロアの部屋。
硝子で仕切られ、人目を避けたければ…ブラインドを下げればいいけど…人の気配までは消せない。
佑月と…不埒なコトをしようと思うと誰もいない夜のオフィスしかねぇじゃん。
残業嫌いの俺には無理かもしれない。
俺は副社長室に入った。
「おはようございます…副社長」
俺の前に眼鏡なしの佑月が現れた。
初日はさすがに和も遠慮して…俺が『オリオン』に出勤する。
幹部フロアとなると階下のオフィスのむき出しの床とは違う、すべてオフィス用のクリーム色の絨毯が敷き詰められていた。
全てが独立した個室なら…良かったのに…
俺の目の前に広がるのはワンフロアの部屋。
硝子で仕切られ、人目を避けたければ…ブラインドを下げればいいけど…人の気配までは消せない。
佑月と…不埒なコトをしようと思うと誰もいない夜のオフィスしかねぇじゃん。
残業嫌いの俺には無理かもしれない。
俺は副社長室に入った。
「おはようございます…副社長」
俺の前に眼鏡なしの佑月が現れた。