オフィスの甘い獣(ケダモノ)
「…知らなかった…」




「「ええ~~っ!!?」」


南さんと佐々木さんは二人で頓狂な声を出した。



「…もしかして…高校…いや中学から私は…」



密かに男子に思いを寄せられたモテ女子だった可能性もある。

一度っきりの青春時代をーーー・・・

非常に惜しいコトしてしまった…


「お母さんはコンタクトにしろと口うるさかったけど…異性から言われたのは…副社長が初めてで…」




「…副社長は…細谷先輩に目を付けているんだ…だから…専属秘書も…」




「専属秘書の件は社長の命令よ…」




「でも、私たちには入る隙はなさそうですね…南先輩」




「私はまだ…諦めないわ!!だって玉の輿よ…佐々木さん」




「私は別に…」


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