オフィスの甘い獣(ケダモノ)
【6】 獣がもう一匹
佑月side~
私が誘われた方だけど…後輩2人にいい顔をしたくて…飲み代を奢った。
「「ごちそうさまでした…細谷先輩」」
「また、明日…」
二人は地下鉄。
私は山手線。
階段を下りていく二人と別れて…家路を急ぐ。
「!!?」
突然…後ろから酔ったリーマン風の男性が不意にぶつかってきて…その拍子に右目のコンタクトが舗道に落ちた。
左目の視力でこの夜の雑踏の中を探すのは不可能。
それでも諦められず…私はしゃがみ込み落ちたレンズを探す。
「君…どうしたの?」
低く優しい声の男性が私と一緒にレンズを探そうとしゃがみ込んでくれた。
「あれ?神宮寺副社長?」
「「ごちそうさまでした…細谷先輩」」
「また、明日…」
二人は地下鉄。
私は山手線。
階段を下りていく二人と別れて…家路を急ぐ。
「!!?」
突然…後ろから酔ったリーマン風の男性が不意にぶつかってきて…その拍子に右目のコンタクトが舗道に落ちた。
左目の視力でこの夜の雑踏の中を探すのは不可能。
それでも諦められず…私はしゃがみ込み落ちたレンズを探す。
「君…どうしたの?」
低く優しい声の男性が私と一緒にレンズを探そうとしゃがみ込んでくれた。
「あれ?神宮寺副社長?」