オフィスの甘い獣(ケダモノ)
【8】 もう一人の副社長
佑月side~
装用3日目で右目のコンタクトを紛失するとは…
カード払いにしたから…支払は来月なのに。
私は教育ママに見えると言われた銀縁眼鏡を掛けて給湯室で臣さんの飲み物を作る。
この間の部署対抗のボーリング大会の戦利品で手に入れたエスプレッソマシン。
耳をつんざくような音が室内に響く。
朝からビターで濃厚なカカオの匂いに夢中になってしまった。
「…おはよう」
振り返ると臣さんが入って来た。
「お、おはようございます…」
昨日の激しい甘い夜がフラッシュバックする。
「…あのさ…」
「あ…な、何ですか?」
声も上擦って超恥ずかしい失態をおかす。
おまけに心臓も急加速してしまい、目の前の臣さんにドキドキした鼓動が訊こえそうな位…騒がしかった。
カード払いにしたから…支払は来月なのに。
私は教育ママに見えると言われた銀縁眼鏡を掛けて給湯室で臣さんの飲み物を作る。
この間の部署対抗のボーリング大会の戦利品で手に入れたエスプレッソマシン。
耳をつんざくような音が室内に響く。
朝からビターで濃厚なカカオの匂いに夢中になってしまった。
「…おはよう」
振り返ると臣さんが入って来た。
「お、おはようございます…」
昨日の激しい甘い夜がフラッシュバックする。
「…あのさ…」
「あ…な、何ですか?」
声も上擦って超恥ずかしい失態をおかす。
おまけに心臓も急加速してしまい、目の前の臣さんにドキドキした鼓動が訊こえそうな位…騒がしかった。