もう一度愛してくれますか?
全てが…一瞬だった。
いや、嫌なぐらいにスローモーションで俺の目には全てが映った。
車がそのまま美月の元に突っ込み、美月を勢いよく跳ね飛ばして。
美月は反射的に男の子を抱きしめ、守っていた。
あれは俺がしないといけねー役なのに…
俺が美月と…美月と男の子を…
守らねーといけないのに…
ここに茫然と立ち尽くしている俺は何なんだ?
何のために美月の側にいたんだよ。
美月の…不自然に曲がった体と、たくさんの血。
嫌なぐらいに鉄のにおいが広がっていく。
「美…つき…おい、起きろよ…なぁ…みつき…っ?」
やっと動き出した俺の足は、美月の元へと向かう。
美月…美月…
なんで、こんな…。
俺、遅せーよ…
今頃、美月の元へ行って…頬を触って…
何やってるんだよ……俺。
おせー…。全てがおせーんだよ…。
こいつを守れるのは誰だよ
こいつと一緒にいたのは誰だよ
こいつの彼氏は誰だよ
こいつに…“何があってもお前を守る”って言ったのは誰だよ
…俺だろ?
全て…俺じゃねーか。
俺がもし、こいつを助けていれたら…
俺が…。
「うわぁぁぁああぁあああぁぁ――――――――――――っっ!!!」
美月…美月…美月…っ
返事をしろ…目を開けろ…っっ
お願いだから、もう一度、いつもみたいに可愛い笑顔で…
「まーしろ♪」
って…
「真城、大好きっっ♪」
って…
言ってくれよ…。
いや、嫌なぐらいにスローモーションで俺の目には全てが映った。
車がそのまま美月の元に突っ込み、美月を勢いよく跳ね飛ばして。
美月は反射的に男の子を抱きしめ、守っていた。
あれは俺がしないといけねー役なのに…
俺が美月と…美月と男の子を…
守らねーといけないのに…
ここに茫然と立ち尽くしている俺は何なんだ?
何のために美月の側にいたんだよ。
美月の…不自然に曲がった体と、たくさんの血。
嫌なぐらいに鉄のにおいが広がっていく。
「美…つき…おい、起きろよ…なぁ…みつき…っ?」
やっと動き出した俺の足は、美月の元へと向かう。
美月…美月…
なんで、こんな…。
俺、遅せーよ…
今頃、美月の元へ行って…頬を触って…
何やってるんだよ……俺。
おせー…。全てがおせーんだよ…。
こいつを守れるのは誰だよ
こいつと一緒にいたのは誰だよ
こいつの彼氏は誰だよ
こいつに…“何があってもお前を守る”って言ったのは誰だよ
…俺だろ?
全て…俺じゃねーか。
俺がもし、こいつを助けていれたら…
俺が…。
「うわぁぁぁああぁあああぁぁ――――――――――――っっ!!!」
美月…美月…美月…っ
返事をしろ…目を開けろ…っっ
お願いだから、もう一度、いつもみたいに可愛い笑顔で…
「まーしろ♪」
って…
「真城、大好きっっ♪」
って…
言ってくれよ…。