もう一度愛してくれますか?
「よし、いいよ。久しぶりだったからびっくりしたみたいだな、もう苦しくない?」


「うん…だいじょぶ…」


「よかった、あ…優羽くん、ちょっと。」


「あ、はい。」


私の親代わり…?っていうのかなんていうかわかんないけど、


先生からの説明を聞くのはいつも優羽だ。


その優羽が先生に呼ばれる。


…この光景も久しぶり。


「じゃ、美月行ってくるから。ちょっと、待ってろな?」


「うん、楓華は…?」


そういえば楓華がまだ戻ってきてない。


「ん…もう帰ってくんじゃない?」


優羽は私の頭をぽんぽんと撫でて病室を出て行った。



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