〖短編〗アオゾラ。―101ページの思い出―
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一ノ瀬先輩へ
わたしは、先輩に会えてとても幸せでした。
本当にありがとうございます。
わたしはどこに行っても、『サヨナラの合図』を聞いて、先輩のキーボードを懐かしみます。
だから先輩も、わたしの動画を聞いて、わたしを思いだしてくれれば幸いです。
もう、二度と会うことはありません。
先輩がわたしのことを嫌いでよかったです。
わたしのこと好きだったら、きっと今頃泣いちゃってますもんねww
あの日、わたしが
『嘘でもいいんで、わたしのこと好きって言ってください。』
って言ったのは、夢でもいいから両思いって奴を体験したかったんです。
わがまま言ってごめんなさい。
先輩は、最高でした!
それじゃ、さよなら!!
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