〖短編〗アオゾラ。―101ページの思い出―
今日は、入部して初の部活日だ。
気合い入れていこう。
「こんにちはっ!!」
「符和ちゃぁぁぁぁぁああああああん!!」
「ごふっ」
入っていきなり、部長…真江木 東(maegi azuma)先輩が突進をしてくる。
「符和ちゃぁん、あぁ天使…!!」
なにを言っとるんだこの人は、という目で、他の人は部長を眺めていた。
「あの、ぶちょ…く、ぐるじ、でず…」
「あっ、ごめん!!」
たぶんわたしの顔はすでに青紫になりかけていたと思う。
やっと解放されたわたしは、ぜいぜいと息を荒く吸い込んだ。