〖短編〗アオゾラ。―101ページの思い出―


きっと、ボーカル試験で落ちた子がやったんだろう。



…てか、なんでわたしなの!?



他にも受かった子いるのに…



まぁ、他の子じゃなくてよかったけどさ!









…なんて思いつつ、探索しているともう五時半を回っていた。




「あ、まずいな…」




わたしがそうつぶやくと同時に、暗い廊下の向こう側から





「誰だ!」




という鋭く低い声が響いた。




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