〖短編〗アオゾラ。―101ページの思い出―
今日は部活の日だ。
最近は肺活量をつけるため、腹筋などをしている。
今日は50回やった。
おかげで、だんだん息も続くようになり、音のバランスもとれてきた。
徐々に、進歩している。
はっきりとわかったため、嬉しかった。
そんなこんなでもうワンセットやろうとすると…
「俊んんんん~~~~~~~~っ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ちょっと来いやこのクソヘタレぇぇええ!!」
…東先輩、今日はものっすごいお怒りだな。
ガッ
「ぐぇ」
え、ぇええぇぇえぇええ!?
ちょ、なんでわたしまで?
東先輩はわたしの腕をつかみ、のそのそとやってきた一ノ瀬先輩の方へと連れて行った。
「俊、正座。」
「はぁ?なん───「正座。」
────────…ハイ。」
東先輩、こ、怖い…!
「俊、最近調子乗りすぎじゃない…?
あたしの符和ちゃんを、パシリに使ってるそうね…?」
東先輩、威圧感ハンパないです。
「う…ハイ。」
すごい…あの一ノ瀬先輩がひれ伏してる…!!
きっと誰もがそう思ったはず。